ジャンパー膝でお悩みの方へ

ジャンパー膝の原因や対処法について

ジャンパー膝を発症してしまうと、走り出しや跳躍の際に痛みが出ることがあります。

そのため、バスケットボールやバレーボールといったスポーツを行う際に支障をきたす場合もあります。

症状の早期改善を目指すためにも、こちらではジャンパー膝の原因や対処法をご紹介します。

【ジャンパー膝の原因】

ジャンパー膝を発症する主な原因としては、次のようなことが挙げられています。

◆ジャンプ動作やランニング

膝の前面にある膝蓋靱帯（しつがいじんたい）が炎症を起こし、ジャンパー膝が生じることがあります。

◆柔軟性の低下

大腿四頭筋が硬くなることで、膝を曲げた際に大腿四頭筋腱によって膝蓋骨が引っ張られ、膝の上や下に痛みが出やすくなります。

◆筋力の低下

ご高齢の方の場合、膝の屈伸動作のような、膝の曲げ伸ばしで、痛みを感じる方が多いようです。

また、若い方であっても、坂道での自転車の立ちこぎ動作で痛みを感じる場合もあります。

【ジャンパー膝への対処法】

ジャンパー膝による症状が強く出ている場合は、一時的にスポーツを中止し、安静にすることが求められます。

また、ズキズキと疼くように痛い場合、アイスパックなどを利用してアイシングを行いましょう。

痛みがそれほど強くないのであれば、大腿四頭筋の柔軟性を高めるストレッチを行い、運動時にかかる膝への負担を減らしましょう。

千川接骨院の【ジャンパー膝】アプローチ方法

ジャンパー膝は特に力学的に脆弱である骨・筋腱移行部に微細損傷が発生し、疼痛・機能傷害の原因となっている場合があります。

その要因として、大腿四頭筋の柔軟性低下が挙げられます。
もう一つの要因としては、大腿四頭筋の筋力低下です。

16歳～20歳ぐらいの高いレベルでスポーツをする時期に多くみられます。

自覚症状として、膝蓋骨周辺に運動時に痛みが起こります。
日常生活まで支障をきたすことは多くありません。

また、膝周辺に圧痛がみられる場合もあります。

炎症が起きている場合は炎症部位の鎮静のため、アイシングや超音波療法を行い、近接関節の可動域の改善も行います。
炎症が軽減したら膝周囲の血流改善のため干渉波療法や温熱療法、手技療法、超音波療法を行います。
組織の伸張性を高め、細胞を活性化し組織の修復を促すことも期待できます。

その他、大腿四頭筋や股関節周囲の筋肉のトレーニングが必要となります。
症状によって包帯固定やテーピング固定を行うこともあります。